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賃貸物件の費用を安くする方法

最近賃貸物件を契約したのですが、改めて不動産業界はぼったくりが横行している業界だと感じました。(最近は情報発信をしてくれる人が増えたおかげで、これでもだいぶマシになりましたが...)

引越する度に疲弊するのも嫌なので、賃貸物件を借りるときの注意ポイントを自分の経験を元にまとめておきます。私はこれで10万円近く安くすることができました。

見積書を複数社に依頼する

希望の物件が決まったら、複数の仲介業者に「初期費用の見積書を作成してください」と依頼します。

  • 「外せるオプションは全て外して下さい」と伝えます。
  • 交渉は全てメールで行います。

業者ごとにかなり料金や内訳が異なるのでここから交渉に入ります。

不要なオプションを外す

まずは余計なオプションはなるべく外すように要望します。

  • 24時間安心入居サポート: 2万円(2年ごと) 近く請求されることが多いですが、5千円程度火災保険で同等のサービスを受けることができます。
  • 清掃、消毒代: 超割高な上に大して効果がありません。「札幌のアパマンショップ爆発事故」でもわかるようにそもそも清掃すらしていない場合もあります。

値切れる費用

以下の項目は交渉次第で減額される可能性が高いです。

  • 仲介手数料: 物件を紹介してくれた仲介業者に支払うお金です。多くても家賃の0.5ヶ月分です。いまどき1ヶ月分請求してくる業者とはその時点で付き合いを停止するのが良いです。
    • イエー!ようなサービスを使うと0円になる可能性が高いです。仲介業者は大家側からも手数料を貰っているので、我々借主からもらわなくても商売できます。私の場合は仲介手数料が0円になった上に30,000円のキャッシュバックがありました。(本来キャッシュバックがあるはずでしたが期日になっても振り込まれず、連絡もつきません。TwitterやYouTubeでも同様の被害が報告されているのでイエー賃貸は使わないのが良いです。)(追記: 何度か電話で連絡をしてキャッシュバックは振り込ませました。)他の業者では0.5ヶ月分となっていたので、家賃10万円とすると8万円も浮いたことになります。
  • 礼金: 大家さんに対する「お礼」の意味合いで支払われる料金です。そもそも地域によっては礼金を支払う文化がなかったり、関東でも最近は礼金をなしにする物件が増えてきています。大家も取れたらラッキーくらいに考えてるので交渉の余地ありです。
  • 火災保険料: 約2万円請求されますがぼったくり商品です。この保険を契約してもらうと仲介業者にマージン手数料が入るため、なるべくこの保険を契約させてようとしてきますが、内容的には補償の薄いゴミ商品です。自分で5,000円程度の保険を探して契約するのが良いです。
  • 初回保障委託料: 家賃を滞納してしまった場合などに備えて保証会社に支払う料金です。連帯保証人の代わりのようなものです。家賃の約50%が相場なので多い場合は減額を要求します。
  • 鍵の交換費用
  • 家賃: suumoやhomesに掲載されている家賃は「割高」なので交渉の余地があります。掲載物件は全て今の条件で「売れ残っている物件」です。大家側も値切られることを見越してある程度高めに家賃を設定しています。「値切られずにこの家賃で入ってくれたらラッキー」くらいに考えているので、大いに値切りをする価値があります。

仮申し込みはしない

初期費用の見積などが終わると「仮申し込みをしておきますか?」と聞かれることがあります。仮申し込みに手付金が必要と言われた時点でそこはゴミ業社なので付き合いを停止します。

「仮申し込みは無料なので特にデメリットないです。やるだけタダなのでやっておきまか?」と聞かれても、仮申し込みはせずに一旦持ち帰るべきです。他社に見積りや交渉をしたときにもっと良い条件で契約できるかもしれないからです。その時点で仮申し込みをしていると一旦キャンセルして他社から再度申し込みを入れなくてはいけなくなります。

審査通過後に交渉する

複数社の条件を比較して良さそうな仲介業者が決まったら申込みをします。この時点で他の物件と迷っていたとしても申込みはしてOKです。審査通過後に初期費用を振込まずにキャンセルすれば良いだけだからです。

物件を借りる流れは、申込書の提出(仮押さえ) → 審査 → 審査通過 → 初期費用の振込 → 本契約 となります。
良い条件の物件が複数あればとりあえず同時進行で申込みと審査まではやってしまうのが良いです。

また、審査通過の連絡が来たときに、「まだ他の物件と迷っている」旨を伝えると仲介業者側から仲介手数料の減額などを提案してくることがあります


実際に私は、見積書の時点では仲介手数料が0.5ヶ月分となっていたのですが審査通過の通知電話の際に他の物件と迷っていることを伝えると「上長の承認が取れまして0.1ヶ月に出来ることになりました」とのことで大幅な減額を提案されました。家賃10万円とすると、これだけで4万円の支払を免れたことになります。

仲介業者としても、諸々の手続きを進めた後に別物件に切り替えられるくらいなら、多少仲介手数料を安くしても契約を取りたいためこのような提案をしてきます。